承認欲求と向き合い頑張り過ぎを防止する

承認欲求と向き合い頑張り過ぎを防止する

僕が仕事を頑張りすぎる原因についてクリックの先生とお話したことを、振り返りと共にまとめてみました。

何をしてしまったのか?

僕が先日まで請け負っていたWEB制作の仕事のお話です。以下のことをしてしまったため、結果的に作業量は予定の3倍以上になり、詰んだうえに納期も遅れ、心も身体も調子を崩してしまったという失態をさらしました。

  • お客さんからの要求は難しい内容もありましたが「はい、わかりました」とほとんどの事を聞き入れた
  • 自分が制作したWEBサイトでお客さんのビジネスが軌道に乗るようにしたかった
  • ご依頼いただいたありがたさから、できることはすべてやろうと次々と提案し、採算度外視で自らも作業を増やした


仕事と承認欲求の関係性

お客さんのため?自分のため?

お客さんのために目一杯頑張って作業をすることは、とても大切なことだと思っています。目一杯頑張ることは自分もかなり意識していて「常に全力で望まないと失礼だ」と思っていました。また喜んでもらって成果を残したい思いもあり、仕事に取り組んでいます。自分自身も納得できるクオリティなのかもこだわって制作をしていました。

でも本当に「お客さんのためだけ」なのだろうか?その裏でお客さんに認めてもらいたいという「承認欲求」があるからではないだろうか?

これを先生に指摘していただき、やっぱり承認欲求があったことに気づきました。結局「お客さんを喜ばせる = 認めてもらいたい」なんですよね。喜んでくれなければ、喜んでくれるまで頑張る。実際にお客さんが喜んでくれたとしても、もっともっと喜んでほしい、もっと認めてほしいとさらに頑張る。

こんな事をして頑張ってばかりで自分が壊れるのも無理がありませんね。お客さんのためという名目で、実際は自分のためだったようです(猛省)。自分のこだわりもお客さんにとっては「???」かもしれませんし。

行為自体そのものが承認欲求

こうして振り返ってみると、仕事を承認欲求に利用していました。もし承認欲求を満たすために、お客さんの要望を聞かないなどが起こるとしたら、お客さんに大変失礼な行為です。

ただ、悲観する必要はないと思っています。今後自分の内面に目を向ければ、きっと承認欲求を求めすぎたり、その欲求のために無理して頑張り過ぎることが減ると思うからです。

目一杯頑張ることは常に必要ではない

先生はこうも言ってくれました。

すべてのお客さんに対して100%の力でやらなくても、お客さんの中には70%の力でも十分に満足して喜んでもらえる方もいる。中には50%の力でも満足して喜んでもらえるかもしれない。

手を抜くということではなく、お客さんの状況や反応を見ながら、力の入れ方のバランスを取ることを教えてくれました。なんでもかんでも100%で仕事していたら、すぐに限界がきて潰れてしまいます。

納得です。

また100%の力を出して満足してもらえなかった時、自分にはできないことを正直に伝えることも、とても大切だと気付かされました。それはそれで悔しいことなのですが、仕方ないのです。

防止策

自分の中の承認欲求に目を向ける

承認欲求がない人はほどんといないと思います。誰だって認めてもらいたいと思うので、承認欲求はあって当然です。

ただ、相手のためなのか、自分の承認欲求を満たすためなのか、必死になっている時こそ、そこに目を向けて見極めることが1番重要な気がしました。自分の承認欲求のためならすぐに行動を中止するよう心がけたいと思います。相手に自分のエゴを押し付けたり、体調を崩したりして後々迷惑をかけずに済む。また1番大切である自分も無理しなくて済むからです。

自分の中の承認欲求に目を向けて、それを少し抑えて無理をせず、頑張り過ぎないを目指して。自分自身を大切に!それが相手を大切にする1番の近道!

先生は目をつぶって言葉を選びながら伝えてくださり、このことに気づかせてくださいました。いつも感謝しています。本当にありがとうございます!