自分を責める、傷つける人は、心の傷を治すために言語化しよう

自分を責める、傷つける人は、心の傷を治すために言語化しよう

自分を傷つける行為は、他人を傷つける行為と同じ

昨日と今日、クリニックに行ってきました。僕はフリーランスでWEB制作の仕事をしていますが、お金や仕事がない時に、焦って仕事の依頼を受けたのですが、自分の本意ではない仕事だったためか、自分の頭を殴ったり、机を叩いたり、叫んだり、自分を傷つけてしまいました。妻にもかなり負担をかけてしまったので、妻と一緒に先生に相談しました。

やりたくない仕事だったり、自分に敬意を示してくれない人との付き合い、納期など色々と知らず知らずのうちにストレスになっていたのでしょう。ただその自分を傷つける行為は「自分だけを傷つけているのではなく、見ている家族も傷つけている」「自分の頭を殴ることは、見ている家族の頭を殴るのと同じ」ということを教えてもらいました。今までは自分だけが痛い思いをすればいいと思ってやっていたのですが、家族まで傷つけているとなると話が変わり、辞めないといけないと思いました。

心に傷があるということ

自分を傷つけてしまう人は「心に傷」を抱えているそうです。「心の傷」は人それぞれ異なりますが、僕の場合は子どもの頃にあるかもしれません。親が共働きで、寂しい思いをした。これも立派な「心の傷」だそうです。他にも虐待やトラウマ、些細なことでも人に話したくないことなど、色々と考えられます。

僕は小学生~中学生くらいまでは、いじめっ子だったと思います。親からの愛情が足りないと、嫉妬心を養い、いじめに走ることがあるそうです。また兄弟がいて比較されたりすると、自分より弱い人間をいじめてしまうこともあるようです。僕は高校時代も、とげとげしかったように思います。恐らくですが、攻撃することで自分を守っていたのかもしれません。当時の人たちには本当に申し訳なく思っています。

色々と思い返すと、小学校の4年生~5年生の時に「生きるのは40歳くらいまででいいかな」と漠然と思っていました。どこかで寂しさを感じていたのでしょうか。今もうその年齢のになっています。

自分の心の傷を振り返ってみると

両親が共働きで、寂しかった

両親が忙しかった時は、おばあちゃんがご飯作ったりしてくれてました。父親は仕事の疲れと、家を建てたローンのプレッシャーもあってか、疲れた顔の印象ばかりで、あまり会話をした記憶が残っていません。色々寂しかったんだと思います。

親と会話しても、自分の意見が通らない

はっきり、覚えていることはバケツの話です。学校にバケツを持っていくときの話で、大きいバケツしかなく、小さいバケツが欲しかったので、買ってほしいと訴えても聞いてもらえなかった。その他にも必死に訴えても聞いてもらえないことが多く、どこかのタイミングで話すことを諦め、今でも親の前ではあまり話をしません。どうせわかってくれないという気持ちがあるので。親は僕が話をしないので、何を考え、どう思っているのかわからないとよく言います。

兄との比較

兄は兄で、親に良いところを見せようと頑張っていたのかもしれませんが、生徒会長をやったり、サッカー部のキャプテンをやったり、勉強も頑張っていて、親からは自慢の息子に見えていたようです。僕もそこまでではないが、スポーツに勉強に頑張っていた記憶があります。兄につられて知らず知らずのうちに、やらないといけないと思っていたからなのか、プレッシャーがあったからなのか、小学校5年生の時に胃が痛い日が続きました。自覚症状はなかったけど、何かしらを身体が感じていたのかもしれません。

「心の傷」で思い当たるのはこのくらいです。良い子でいなければいけない、もっと出来るようにならないといけない、親に迷惑をかけたらいけない。子どもの頃から「完璧」を意識して、思うようにできない自分は許せない、自分を認めてあげられない、という育ち方をしていたように思います。それが今でも「心の傷」として残っていて、自分を傷つけてしまう行為に結びついているような気がします。

心の傷を治すためにすべきこと

クリニックの先生からは「心の傷を紙に書き出す」というアドバイスをもらいました。以前に僕の好きなアメリカのポップロックバンド、ファウンテインズ・オブ・ウェインのメンバー「ファウンテインズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーさんが他界した」時のことと同じような内容です。自分の心を整理するということで、「心の傷」と向き合うことが大切なようです。「心の傷」を頭の中から取り出し言語化することで、自分を客観視でき、対処しやすくなります。

完璧主義のものさしを外す

僕は何でも完璧を目指してしまうところがあります。それを達成出来なった時、自分をすごく責めてしまいます。世の中に完璧な人も物もないので、自分を責める必要は全くないのに。自分を責めている時は完璧主義のものさしで計っている可能性が高いので、冷静に客観視して自分を見るように意識したいです。

本当にやりたいことかどうかを見極める

予防として「心に傷」を負わないように、自分にとってやりたいことか見極めることはすごく重要です。本意ではないことをして、自分を傷つけるくらいなら、やらない方が良い。先生からアドバイスをいただいたのは自分の頭を殴ったりするような仕事は、家族も傷つけるので、そこを判断基準にしたいと思います。

心の傷が治ると得られる効果

「心の傷」を治すことで、自分を大切にでき、家族や相手も大切にできます。「心に傷」があると相手に暴力的になるし、自分のビジネスにおいてもお客様を大切にできない。自分の心にしっかり向き合って「心の傷」が少ない生活を送れるよう心がけたいです。

長い診察になってしまい、先生や待っておられる患者様に大変申し訳なかったのですが、真摯に向き合ってくださった先生にいつも感謝しています。ありがとうございます。